ずっと楽しみにしていた「キャラクター」を観ました。セカオワのFukaseさんが殺人鬼を演じたことでも話題になっていましたね。
漫画と同じ殺人が起こるのは「殺人漫画」と同じですが、あちらと違ってオカルト要素はありません。
オチに若干のモヤモヤが残りますが、面白かったです( ´꒳` )b
3.0
「キャラクター」作品情報
2021年上映 125分
【監督】
永井聡「恋は雨上がりのように」「帝一の國」
【脚本】
長崎尚志(リチャード・ウー)「闇の伴走者」「闇の伴走者〜編集長の条件〜」「20世紀少年」
配信中サービス(2022年3月時点)
配信サイトについては、時期により作品の配信が終了、または有料化している可能性がございます。最新の情報は公式サイトで確認をお願いします。
「キャラクター」あらすじ
山城は高い画力はあるが、リアルなキャラクターを描けないため、万年漫画アシスタント生活を送っていた。
ある日、一家惨殺事件を目撃した山城。犯人を目撃したにも関わらず、警察に「犯人の顔は見ていない」と嘘をついてしまう。その後、犯人をモデルにした殺人鬼「ダガー」の出てくる漫画「34」を描き、大ヒットする。恋人と結婚をし、高級マンションにも引っ越し順風満帆の生活を送っていたが、「34」で描かれた一家惨殺と同じ事件が発生する。そして犯人の両角が山城に接触してくる。
「キャラクター」登場人物(キャスト)
画像は公式instagramから出典しています。
山城圭吾(菅田将暉)
お人好しゆえに悪役が描けず、万年アシスタント生活を送っていたが、殺人事件の目撃をきっかけにサスペンス漫画「34」を大ヒットさせる。
出演作:「糸」「銀魂」「帝一の國」「火花」
両角(Fukase)
一家殺人事件の真犯人。
川瀬夏美(高畑充希)
山城の妻。妊娠中。
妊娠中に八つ当たりされようが稼ぎが減ろうが、文句一つ言わない嫁(¯∇¯٥)
出演作:「オタクに恋は難しい」「にじいろカルテ」
真壁孝太(中村獅童)
刑事。一家殺人事件を班長として担当。
出演作:「シグナル100」「日本で一番悪い奴ら」
清田俊介(小栗旬)
暴走族上がりの刑事。いち早く山城の不審な様子に気づく。
出演作:「罪の声」「人間失格」「日本沈没」
「キャラクター」感想
良かったところ
・話のテンポが早い
テンポが早く、スピーディーです。
2時間ありますが、全く長く感じませんでした。
最後までハラハラドキドキして観れました( •̀∀•́ )b
・そこそこ、グロい
PG12ギリギリで攻めていた気がします。
惨殺死体もばっちり映ってます。(惨殺シーンはなし)
グロさでいうと「見えない目撃者」と同じぐらいかな。
というかグロというより痛いですね。
個人的に菅田将暉が指と指の間切られるところがめっちゃ痛そうでした。
あと小栗旬の例のシーンも容赦なかった・・〣( ºΔº )〣
・キャストが良い
演技派の方ばかりで、安心して観れました。
Fukaseさんも、素人の自分には演技力は良く分かりませんが、こういうのを「はまり役」っていうんだろうな〜と絶賛されているのも納得でした。
小栗旬は格好良かったし、高畑充希さんもさすがでした。
不満だったところ
・ご都合展開が目立つ
まず最初の一家惨殺の家に、菅田将暉が無断でズンズン入っていくシーンに違和感。
一応、通報されたらマズいという理由はあったようですが、夜中に人んちに無断で入りますかね( ̄▽ ̄;)
菅田将暉が警察に自白した後に、護衛もなく1人で本屋でウロウロしているのも謎。
極めつけが、菅田将暉が高畑充希を助けるために1人でマンションに戻るシーン。
警察と一緒に行動しないのは、さずがに不自然すぎました。
・警察と編集社の描写がひどい
この手のジャンルでは定番ですが、警察がめっちゃ無能です。
監視カメラでFukaseの姿まで入手しているのに、特に何かしている描写なし。
編集者の人も何とか連載を続けさせようとしてましたが、今時ありえるんですかね( ˙▿˙ ; )
めっちゃ叩かれる気がしますが。
というか、この世界はネットとかニュースないんでしょうか。
・山城と真壁が没個性
山城という人物が良く分からなかった。実は殺人願望があった、のなら最初から殺人鬼キャラの創作も可能だったような気もしますが。
真壁もせっかく中村獅童さんが演じているのに、特に見せ場がなくて寂しかったです。
好きなので、残念でした。
観る前の期待値が大きすぎて、文句が多くなりましたが、娯楽作品として完成度は高いと思います。
よっぽどグロが苦手とかでなければ、お勧めです。
コミカライズされています。