近未来の台湾が舞台「The Soul:繋がれる魂」の感想。
苦手なSF要素がありましたが、面白かったです!「目撃者 闇の中の瞳」と同じ監督さん。わたしは今作の方がすき。
4.0
作品情報
監督・脚本
チェン・ウェイハオ
『The Soul:繋がれる魂』『赤い服の少女 第一章 神隠し』『赤い服の少女 第ニ章 真実』『正港署』
キャスト
チャン・チェン『ミスター・ロン』チャン・チュンニン『殺人犯』『この心亡き者』クリストファー・リー『追撃者〜逆局』
配信サービス
Netflix
あらすじ
CEOのワン・シーツォンが殺害された。傍らには気を失った妻。逃亡した息子が容疑者に。検察官のウェンチャオと刑事のアーバオ夫妻が事件の操作に乗り出す。
登場人物
●チャオ
検察官。ガン患者。
●アーバン
ウェンチャオの妻で刑事。妊娠中。
●シーツォン
殺害された。慈善家、CEO
●イェン
シーツォンの2番目の妻。養護施設出身。
●スージェン
シーツォンの最初の妻。転落死。うつ病だった。
●ティンヨウ
シーツォンとスージェンの息子
●ユーファン
医者。
感想
ガン患者の検察官チャオをチャン・チェンさんが演じています。
『#ナルコの神』のユン・ジョンビン監督に「最初のカットを見ただけで、なぜ彼が最高の俳優であるのかがよく分かりました」と言わしめた中国映画界のスター、チャン・チェン。
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) October 2, 2022
『DUNE/デューン 砂の惑星』や『The Soul: 繋がれる魂』など他出演作もあわせてチェック👀 pic.twitter.com/XhOkI2UgBY
おそらく役作りの為に、かなり減量されたのではないでしょうか。鬼気迫る演技に釘付け。マジですごいです。
闘病生活の描写が壮絶で、見ていてツラい。
アーバンがずっと献身的に支えているのハッピーエンドで終わってーーという気持ちになる。
物語はシーツォンが殺害された夜から始まります。
壁やドアに何やら怪しげなマークが。この時点ではオカルトかサスペンスが判断つかず。
容疑者は2番目の妻と息子。2番目の妻のイェンは事件前から言動がおかしくなっていました。前妻のスージェンの姿に怯えたり、別人のような言動になったり……。
普通に考えれば「前妻の霊に取り憑かれた」展開ですが、「目撃者 闇の中の瞳」の脚本家さんですからね。そんな単純ではありません。
オカルトから思いきやSF×サスペンスだった。
途中で「脳の複製」の説明があり???でしたが、とりあえず近未来にはそういう技術があるレベルの理解度でもストーリーにはついていけます 笑
ラストは、イェンという女性の人生は何だったんだろう…と考えてしまいました。
脳の復元は無理だと言っていたし、息子を救うためにはあの方法しかないか〜。