WOWOWで『エンド・オブ・サマー〜消えた少年〜』を見ました。
これまで見てきたViaplayドラマの中では一番良かったかなぁ。
3.0
作品情報
明日午後4:00一挙放送📺
— WOWOW海外ドラマ (@wow_kaigaidrama) December 2, 2023
『北欧サスペンス「エンド・オブ・サマー~消えた少年~」』https://t.co/dXGhMFKL5H
ある夏の終わり、5歳の男の子が失踪し事件は迷宮入りに。20年後その男の子と思われる男性が現われ….姉が事件の真相を探り出す。
ミステリアスな展開に注目💥#WOWOW pic.twitter.com/rcWQ9HXnn0
監督・脚本
監督:イェンス・ヨンソン『ザ・ハンター』
ヘンリック・ゲーオソン『ブリッジ』
脚本:ビョルホン・カールストローム『ザ・ハンター』
ステファン・トゥーンベリ『ザ・ハンター』
キャスト
ジュリア・ラグナースソン『ミッドサマー』
エリク・エンゲ『タイガース サンシーロの陰で』
トーケル・ペターソン『疑わしき殺人者』
配信サービス
WOWOWオンデマンド本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。
あらすじ
都会にあるセント・ヨーラン病院。心理士ヴェラがカウンセラーをするグループセラピーに突然、青年イーサクが初参加する。イーサクは記憶が曖昧な幼少期に、友人の少年が失踪したと語り、ヴェラは驚く。20年前の夏の終わりの夕方、スウェーデン南部の片田舎スコーネで、まだ少女だったヴェラの幼い弟ビリーが行方不明になり、その直後に彼らの母親が自殺する悲劇が起きていた。イーサクはビリーについて何か知っているだけでなく、彼がビリー自身かもしれないとヴェラは疑うように。
引用:WOWOW
ヴェラはスコーネに戻り、20年前の失踪について調べるが、かつて地元警察が母親の元交際相手を怪しいとにらんでいたことと、さらに恐るべき事実を知ってしまい……。
登場人物
ヴェラ
心理士。20年前に弟が行方不明、その後母親が自殺。患者と関係を持ったため免職処分に。現在はグループセラピーを主催。
ビリー
ヴェラの弟。20年前に行方不明になった。
イーサク
最近養母を亡くし、ヴェラのグループセラピーに参加。幼少期の記憶が曖昧らしい。
マティアス
ヴェラの兄。警察官。
エッべ
優しいヴェラの父親。
マグダレナ
ヴェラの母親。元々精神が不安定で、ビリーが行方不明になった後、自殺した。
ハラルド
マグダレナの兄。ヴェラの伯父。町の独裁者。
クリスタ−
20年前、ビリー失踪事件を担当した警察署長。
トミー
マグダレナの元恋人。ビリ−誘拐犯の容疑者だったが証拠不十分で釈放。その後消息不明。
感想(ネタバレなし)
北欧ミステリー特有の暗いストーリー。
出演者は初めての方ばかり。
主役のヴェラ役をジュリア・ラグナースソン、クリスター役をエリク・エンゲ。
クリスター役の俳優さん、イケメンだし演技も上手かった。
“クリスタ−はビリ−なのか?”“ビリ−失踪の真相は?“トミーの行方は?”のナゾが、過去の回想を交えながら明かされていきます。
とにかくマグダレナ&ハラルド兄妹に嫌悪感しかない。
ヴェラをはじめとにかく子世代が気の毒なのですが、わたしが一番印象に残ったのはクリスター署長。
唯一まともな大人だったのにハラルドに捜査を邪魔され、周りは全員やつの言いなり。
4話のラストで町を出る描写があったので、よそで幸せに暮らしてくれ〜と願っていたら5話でグループセラピーに参加しているという……。
『去年息子と和解した』のセリフがあったのが救い。
きちんと捜査が出来ていれば。この人なら真相を掴めた気もしますね。
感想(ネタバレあり)
この先、ネタバレがあります。
ミスリードは控えめ。怪しい人物や場所は怪しい!ってカンジで描写されるのでクリスタ−の正体やトミーはハロルドに殺害されたんだろうな、というのは早々に予想がつきます。
ヴェラがDNA鑑定を提案しないのがモヤりました。あと、トミーの行方を探すなら普通は子供から当たるよな〜とか。
あの過剰反応から、父親か兄のどちらか身内の犯行だろうなとは思ったのですが、真相はヴェラの無理心中という鬱展開。またビリーがめちゃくちゃ可愛いくてね……。
視聴し終えた直後はエッペ可哀想(涙)という感想だったのですが、よくよく考えるとこの人が隠蔽したせいでヴェラは20年間も罪悪感に苦しみ(手を炙る自傷行為のこと知っていたのかな?)冤罪で1人が亡くなったワケで。トミーの妻・子供たちの人生も大変だったろうに。
勘のいい人なら花壇のシーンでピンと来たんだろうな〜。
最後が消化不良!!
ハラルド逮捕まで描いて欲しかったです。マティアスがやる気になっていましたが、ハラルドが自白すると思えないし遺体発見も無理でしょ。イーサクの為にもソコははっきりさせて〜。