タイの連続ドラマ『マスター・オブ・ザ・ハウス』の感想です。
“大富豪がメイドと結婚、その後ナゾの死を遂げる”という既視感のあるストーリーですがオチが意外。
最後まで見るとタイトルの意味も分かります。
富豪の妻になるカムイックを演じたのは『女神の継承』のシワロート・コンサクン。
けっこうオススメ
作品情報
制作年 | 2024年 |
---|---|
制作国 | タイ |
エピソード数 | 7話 |
吹替 | なし |
脚本・監督
シワロート・コンサクン
『リメンバー・ユー』
キャスト
ナリルヤ・グルモンコルペチ
『女神の継承』
配信サービス
Netflix
本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにて ご確認ください。
あらすじ
ダイヤモンド王ルングロが謎の死を遂げ、彼の若き新妻で元家政婦のカイムックにすべての目が向けられる。そして、亡き父の遺産をめぐって冷酷に反目し合うルングロの息子たち。そこで繰り広げられるさまざまなドラマ…。愛憎渦巻く刺激的なサスペンス系ヒューマンドラマの本作は、雇い主の汚い秘密を隠蔽する手助けをしてきたにもかかわらず、莫大な富を持つ一族による粗末な扱いに憤りを抱えながら苦しむ使用人たちの視点で描かれる紛争の内幕である。
引用:Filmarks
感想
財閥がやりたい放題。
日本だと昔の昼ドラ、韓国のマクチャンドラマが好きな人はハマるんじゃないでしょうか。
とにかく金持ち一家に揃いも揃ってロクな人間がおらん。
メイドは使用人というより下の世話もさせる奴隷。
唯一長男妻がまともな印象だったけど、面接で服を脱ぐよう命じていてやっぱりムリってなった。
大体メイドの条件が“汚れがなく純粋”って何だよ……。
ってか絶対に妻たちもメイドがされている事知ってたよね??
カムイックがあっという間にメイドに逆戻りで、ずっと周りの言いなりでフラストレーションが貯まるのなんの。
2話のウソのドレスコードを教えられて英語のスピーチを求められるシーンなんて共感性羞恥気味の人はキツイのでは。
途中から長男と次男の跡継ぎ争いがメインに。
どんどん影が薄くなる他の家族とカムイック。長男娘はいつの間にかNYだし、次男息子はずっと入院中。
ってかビーが気の毒すぎてカムイックが霞むレベル。
“実はカムイックが仕組んだことだった”は予想通りですが、更にもう一捻りありましたね。
そっち!?っていう。
ソコは良かったのですが、長男のポジションは次男でお願いしたかった!!
こっちは極悪非道で変態野郎の次男が制裁を受ける展開をずーっと心待ちにしていたのに〜。
あっさり死んじゃって物足りない。
次男役の俳優さん、イケメンですが『転校生ナノ』でもJKを妊娠させて行為を撮影する変態を演じていました。
長男も人格に問題ありですが、直接メイドたちに危害を加えていないのでいまいちヘイトが溜まらないんですよね。(裏ではやってたかもだけど)
屋敷の主だから家族の罪は全部お前が責任取れやって感じなのかな。
カムイックとビーと彼氏を殺されたメイド以外はそこそこお気楽に見えたんですが。
メイド長もあそこに加わるなら、もう少し普段からメイドを庇うシーンを入れてほしかったなあ。
一番納得のいかないのがルングロの死因。
あんなに上手くいくわけないじゃん!!
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