『CELL8〜ある脱獄囚の真実〜』の感想です。
WOWOW配信の「Viaplay」作品。
すっごい鬱ドラマ。
このドラマはネタバレなしで視聴した方が楽しめます。
3.5
作品情報
製作年 | 2022年 |
---|---|
エピソード数 | 6 |
製作国 | スウェーデン |
『BOX21』などの原作者として日本でも知られる、北欧の作家コンビ、アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレムによる小説「死刑囚」が原作。
キャスト
ミモサ・ヴィッラモ『DEADWIND:刑事ソフィラ・カルビ』
フレディ・ワイズ『Reappear』
配信サービス
WOWOWオンデマンド本ページの情報は2014年4月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにて ご確認ください。
あらすじ
フィンランドのヘルシンキとスウェーデンのストックホルムを往来するフェリーの上で、泥酔して女性客に痴漢行為を働いた男をバンドマンが殴り倒す事件が発生。しかし、バンドマンは身柄が警察に引き渡される前に逃亡してしまう。
引用:WOWOW
一方、ストックホルム市警の捜査官マリアーナ・ヘルマンソンは、交際している恋人ジョンから部屋の合鍵をもらい幸せをかみ締めていた。しかし、その暴行犯が自分の恋人であり、彼が偽造パスポートで入国していたことを知りがくぜんとする。調べていくと、なんとジョンは、米国オハイオ州で州知事フィニガンの娘エリザベスを殺害した容疑で逮捕され、同州にあるマーカスヴィル刑務所で死亡したはずの男だった。ジョンは一体どうやってスウェーデンに来たのだろうか。ストックホルム市警は消えたジョンの行方を追うが……。
感想
ちょい悪のイケメン(バンドのVo)ジョンが州知事の娘エリザベスと交際。
エリザベスが自宅で殺害され、あれよあれよという間に有罪になるジョン。判決は死刑。
冷静に考えるとあり得ない展開の連続なんですが、死刑制度がテーマのためずっとシリアス。最初の死刑執行シーンが長くてゲンナリ……。
夢中で一気見してしまいました。
ちなみに『BOX21』の続編の位置付けらしいですが、登場人物が共通しているだけで物語は独立しています。
わたしは知らずに視聴。ふつうは途中で『もしかして続編?』と違和感を感じますが、このドラマは登場人物のバックボーンや私生活が全く描かれないので、問題ありませんでした。
クリストファー・カミヤス演じる刑事が素敵だったのですが、出番は少なめ。『BOX21』ではメインキャラっぽいので見てみようかなー。
ジョンを演じるフレディ・ワイズがイケメン!
過去と現在でヘアスタイルは金髪、ブラウン、坊主。どれも似合っていました。
「ネタバレなしレビュー」でとにかく犯人が衝撃的とあったので、犯人候補は“免罪と見せかけてやっぱりジョン”、“エリザベスの母親”、“ジョンの弁護士”のどれか(全然絞れていない)かなーと予想しながら視聴。
例えばジョンは怒りの衝動が抑えられない傾向ありとか、死刑になった発達障害の加害者が弁護士の身内だったとか、エリザベスが父親を嫌っていたのは虐待を受けたせいとか、いろいろ推理しましたよ……
ちなみに全部ハズレです。
確かにラストは衝撃的。
動機は予想の斜め上。
予測できた人は少ないのでは。
久々に不快感MAXの犯人でした。被害者、身内、刑務官、マリアーナ、みんな可哀想……。