映画『変な家』の感想です。
久々に映画館で視聴!
ほぼ満員状態でしたよ。
『変な家』は動画だけ視聴、小説は未読。
評判ワルいですねー笑。
私は思ったより楽しめましたよ。
確かに後半はいろいろ雑だったけど。
間宮祥太朗が好きなので評価は甘め……。
3.0
ネタバレがあります。
作品情報
製作年 | 2024年 |
---|---|
上映時間 | 110分 |
製作国 | 日本 |
監督・脚本
監督:石川淳一
『ミックス』『エイプリルフールズ』
脚本:丑尾健太郎
『大名倒産』『青空のルーレット』
キャスト
間宮祥太朗『ある閉ざされた雪の山荘で』
佐藤二朗『さがす』
川栄李奈『となりのナースエイド』
斉藤由貴『坂の上の赤い屋根』
あらすじ
オカルト専門の動画クリエイター・雨宮はマネージャーから、購入予定の一軒家の間取りについて不可解な点があると相談される。そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者であるミステリー愛好家の設計士・栗原に意見を聞いてみることに。間取り図から次々と浮かび上がる奇妙な違和感に、栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。そんな中、その家のすぐ近くで死体遺棄事件が発生。事件と家との関連を疑う雨宮が一連の疑惑を動画にして投稿すると、その家に心当たりがあるという人物・宮江柚希から連絡が来る。
引用:映画.com
登場人物(キャスト)
雨男/雨宮(間宮祥太朗)
オカルト専門のユーチューバー。最近は再生数が伸び悩んでいる。
栗原(佐藤二朗)
ミステリーマニアの建築士。雨宮と一緒に「変な家」について調査する。
柚希(川栄李奈)
雨宮に「変な家」の情報を知っていると連絡してきた女性。
柳岡(DJ松永)
雨宮のマネージャー。
喜江(斉藤由貴)
柚希の母親。
綾乃・慶太(瀧本美織・長田成哉)
柚希の姉と義兄。
清次(高嶋政伸)
感想
ミステリーでなくホラー、もしくはスリラーですね。
良かった点
前半はとっても面白い。
正直、動画の時から「殺し屋の家」の発想には「ううん…?」ぐらいのテンションだったんですが。やっぱり身近にある「間取り」からナゾを考える展開はワクワクします。
瀧本美織さんがすごく良い。
綾乃役の瀧本美織さんの演技が素晴らしかったです!
そういえば『となりのナースエイド』でも川栄李奈さんと共演中でした。あっちも面白い役だったなー。
間宮祥太朗がカッコ良い。
お面がめっちゃ怖い。
個人的に好きなシーンが
・喜江の家でお面を発見したところ
・向かいの人が撮影した写真の鮮明度を上げたところ
・本家で監禁されていた子供が映ったところ
の3つ。
特に写真は怖すぎた。
栗原も「頼りになる感」がハンパなくて、どんどん好きになりました。雨宮とのバディも◯。
雨穴さんがモデルだからか、珍しくユーチューバーが悪く描かれていないものも良かったです。映画やドラマだと毎回ワルモノでワンパターンだから。
イマイチだった点
特に意味のない脅かし要素が多くて癇に障る。
柚希をあそこまで不気味に描く必要あります??ウソが発覚した直後の描写が特にひどい。なんであんな角度で話しかけてくるんだよ……。
そもそもウソをつく理由も弱い気がしました。
売却物件の中があのままなワケもないし、普通に内見すれば良いのに。
柳岡の白目も不要でしょ。
し…死んでる!と思ったら生きてたし。
後半から村系ホラーへ。
因習村ホラー。
おそらく酷評の原因はここからの展開のせいかと。
自分から危険に飛び込みすぎ。
まあ理由は「ユーチューバーだから」なんでしょうけど。それにしても、もう少し下調べとか事前準備をして突撃してほしい。本家で綾乃を探す時も「そのまま行くの!?」と驚愕。
お面をつけた村人がチョロチョロしただけで帰っていくのが笑えました。
何しに来たんだか。
どんどん曖昧になる左手供養のルール
じーさんが清次の左手を持っていきましたが「日の当たらない場所で育てた子供に左手を切らせる」は??
実は喜江が左手を調達していた事が示唆されますが、もうルールがなかった事になっているじゃん。誰が実行しても良いなら綾乃夫婦が逃げ回っていた意味がないよ。
細かい整合性は放棄したようです。
ラストが一番ツッコミどころ満載なんですが、おそらく深い意味はないのでしょう。
けっこう楽しめたと言いながら文句が多くなってしまった……。
以上