Netflixのリミテッドシリーズ
『ミッシング・ユー』
の感想です。
2.5
意味不明な行動するキャラが多すぎて……
ネタバレを含みます。
作品情報
制作年 | 2025年 |
制作国 | イギリス |
エピソード数 | 5話 |
吹替 | なし |
監督・原作
監督:アイシャー・サホタ
原作:ハーラン・コーベン
『偽りの銃弾』『シェルター』『ホールド・タイト』『SAFE埋もれた秘密』
キャスト
ロザリンド・エリーザー
『FBIアカデミークラス′09』
ジェシカ・プラマー
『ガールビフォア‐私そっくりの女が住んでいた家‐』
配信サービス
Netflix
本ページの情報は2025年1月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにて ご確認ください。
あらすじ
失踪者捜索課警部ドノヴァンは11年前に父親が殉職、直後に婚約者ジョシュと音信不通になった過去の傷を抱えていた。
ある日、友人が登録した出会い系アプリの中でジョシュのプロフィールを発見したドノヴァン。
時を同じく父親の殺害犯が病気で余命幾ばくもないと知ったドノヴァンは、規則を破り面会へ行く。父親殺害の動機を知りたかったドノヴァンだったが、彼が告げたのは自分は身代わりで逮捕されたという驚愕の事実だった。
登場人物
カット・ドノヴァン
失踪者捜査課の警部。
チャーリー
デジタルメディアの新人分析官。
スタッガー
ドノヴァンの上司。
ジョシュ
ドノヴァンの元婚約者。記者。
アクア
ドノヴァンの友人でジョシュとも親しかった。
ステイシー
ドノヴァンの友人。
ブレンダン
母親が行方不明。ドノヴァンへ捜査を頼む。
感想
ネタバレあり・なしで分けています。
最初は面白かったのですが、真相にかなり萎えました。
ネタバレなし感想
『偽りの銃弾』以来のハーラン・コーベンのドラマ。
主演は『窓際のスパイ』のロザリンド・エリーザー。共演にリチャード・アーミティッジ、スティーヴ・ペンバートン。
いつものハーラン・コーベンと同じく、複数の事件を同時に追っていくスタイル。
①ブレンダン母のカンキン事件
②ジョシュが姿を消した理由
③父親のサツガイ犯
①はただの行方不明事件ではなく、他にも大勢が小屋に鎖で繋がれて囚われています。
ボス的な老人と全く話が通じなさそうな部下がめっちゃブキミ。
③は犯人に動機を聞きたかっただけなのに、まさかの犯人が別人。
ちなみに身代わりの犯人モンティは「SAFE埋もれた秘密」ピート役のマーク・ウォーレン。出番はすごく短かったですが、ピート好きなのでうれしかったです。
で、そのモンティの面会者の中にジョシュの名前を発見。②と繋がっている!?な展開へ……。
以下、ネタバレがあるので注意。
ネタバレあり感想
みんなドノヴァンに隠し事しすぎ!
ステイシーの勝手にジョシュを追い払う行為もかなり余計なお世話。しかもドノヴァンに内緒のままで。
絶対亡くなっているであろうと予想していたジョシュは生存。
姿を消した理由もはっきりせず、子どもまで作っているジョシュをなぜか受け入れるドノヴァン。弱ってたから?
母親も反対していた友人もめっちゃ歓迎モード。
結局、父親をサツガイした犯人はジョシュ。
凶器の指紋から発覚(ジョシュは前科があるのだ)。
この辺からツッコミどころが満載。
スタッガーが隠蔽工作したはずなのに凶器に指紋が残ったいたのは一体……。
わざわざジョシュをモンティの面会へ連れて行くのも意味不明。
何よりドノヴァン父の理性ヤバすぎ。
電話1本であんな取り乱します??もともとの性質が凶暴だったとしか思えない乱心っぷり。
アクアもカミングアウトを強要せずに「黙っとく」とだけ言えば良かったのに。
復縁しようとしたジョシュにも恐怖しか感じません。
ドノヴァンが言っていた通りホント「これからどうするつもりだった?」ですよ。
途方に暮れる2人が映ってエンド。
ほぼ正当防衛ですし、ドノヴァンが黙っているのもありえるかと思ったのですが新人刑事にバレてますね。ステッガーに握り潰されるかも。ジョシュの逮捕は阻止したいでしょうし。
ドノヴァンの周りの人間は「愛していたから」とか「傷つけたくなくて」を免罪符にしているようで腹が立ったなー。アクアも「ジョシュはあなたの為に全てを諦めた」と言っていましたが頼んでねーよって感じでしょう。
発端になったジョシュの写真が「無断で使われていただけでしたー」にはガッカリ。
なんかドノヴァンを事件に関わらせるための展開が稚拙に感じてしまい、今回のハーラン・コーベン作はいまいちでした。