Netflix映画『残灰に』（2024）ネタバレなしの感想

Netflix映画『残灰に』の感想です。

初のサウジアラビア映画！
2002年に実際におこった火災事件からインスピレーションを得た作品。

2.5

作品情報

監督

ハレド・ファヘド

キャスト

シャイマ・アルタイエブ
カリア・アブ・ラバン
『酸いも。甘いも。』

あらすじ

厳格な女子校で火災が発生。倉庫に閉じこめられていた女生徒アミラが死亡。教師も1名犠牲に。アミラを閉じ込めたのは誰か？火災は事故か放火か？？校長は生徒たちの証言を元に調査を行う。

感想

 核心には触れていませんが、若干のネタバレがあります。

#斉藤貴美子

【Netflix「残灰に」】
〈1月18日(木)配信開始〉https://t.co/HF9zGCFagi

Netflixのオリジナル映画「残灰に」マルゾウカの日本語吹き替えにて斉藤貴美子が出演しております！
本日より配信開始です！
是非ご覧下さい！#Netflix

— 青二プロダクション【公式】 (@aoni_official) January 18, 2024

2002年にサウジアラビアで実際にあった事件からインスピレーションを得たようで、おそらくメッカの学校でおこった火災のことだと思います。

宗教警察が消防隊の消化活動を阻んだため、生徒15人が命を落とした事件。「女生徒がヘッドスカーフを身に着けていなかったので、建物から出さないようにした」が理由らしい。は？？
こちらの記事に詳細が載っています。

『残灰に』で亡くなるのは生徒と教師の2名。実際の事件と同様に、生徒の脱出を妨害する人物は出てきますが1名だけ。この辺りの描写はサラッと流されます。それよりアミラを閉じ込めた犯人と火災のなぞ解きがメイン。

校長の尋問シーンも、3人に似たような質問を交互にぶつけるだけ。
ほとんど言い掛かりだろ！と思ったのですが、ここは最期まで見るとなるほどねーという感じ。
あの3人憎たらしかったわー。

人格クソそうな校長が途中から主役みたいな位置になってビックリしました。イジメ問題に「言い返せばいいでしょ」「同級生と上手くやれないならこの先もやっていけない」とか老害みたいなことを言う。
途中で改心した？思わせてやっぱりクソなままでした。

妊娠中だったアファフ先生について、もう少し触れてほしかったなあ。
校長が休暇を許可していれば助かってたやんけ。

ぶっちゃけアミラを閉じ込めた犯人はすぐ分かるのですが、ラストで一捻りがあって面白かったです。
ところで閉じ込めた犯人って何の罪で収監されてんだろう。監禁罪？殺人罪？放火した事になっている？

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