監督さんがクラファンで資金を集めて制作。
全く知らない映画でしたが、けっこう話題になった作品のようです。
好きな人はめっちゃ好きそう。
わたしには難解すぎましたが、面白かったです。
3.0
「ザ・ヴォイド 変異世界」作品情報
監督:ジェレミー・ギレスピー
『ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた』
スティーヴン・コスタンスキ
『サイコ・ゴアマン』
キャスト:アーロン・プール『恐怖黒洋館』キャスリーン・マンロー『サバイバル・オブ・ザ・デッド』
ケネス・ウェルシュ『スカイゲート』
2018年/90分/カナダ/吹替あり
配信中 サービス(2022年5月時点)
U-NEXT時期により視聴できない可能性があります。
「ザ・ヴォイド 変異世界」あらすじ
夜も更けたころ、パトロールに出た保安官ダニエルは、ひとけのない道に立つ血まみれの男を発見する。追跡して病院にたどり着くと、そこでは患者や病院関係者が怪物に変身しようとしていた。混乱の中、銃を持った男と斧を手にした青年が乱入して怪物を倒す。さらに巨大なナイフを持つ白装束のカルト集団が病院を取り囲む。敵と味方の区別もつかない状態に、ダニエルはとにかく生きている人々を連れて病院から脱出しようとするが……。
引用:Y!映画
「ザ・ヴォイド 変異世界」感想 ネタバレあり
最後まで観終わると
ポカ―(o゚Д゚o)―ン
となる作品。
おすすめ映画に表示されたので、よくあるモンスター映画かな?と軽い気持ちで観始めたら、カルト集団やら異世界やら出てくるごった煮映画でした。
良かったところ
①異変が起こるのが早い
オープニングで逃げる男女を追う謎の2人組。捕まった女性は火炙りに。
最初から飛ばしてます。
その後、舞台が病院になってからは看護師がハサミで自分の顔の皮を切り刻みながら、患者の目ン玉を刺してます。ダニエル思わず射殺。
ここまで大体10分ぐらいです。
この映画めっちゃ面白いんじゃないの、と期待MAXに。
②不気味な怖さ
「遊星からの物体X」みたいなクリーチャーによるパニック映画かと思いきや、ゾワッとする怖さも付き纏います。
電話が繋がらないので、ダニエルが無線を使うためパトカーに向かうと、KKKみたいな白装束の人物が。
ハッと気づくと白装束の集団に取り囲まれています。このシーンがめっちゃ不気味で怖い。
中は化け物、外は変なカルト集団に取り囲まれる絶望的な状況に。
③クリーチャーがキモくて良い
生々しい特殊メイクが、グロテスクで良かったです。
地下に進んでからは、サイレントヒルみたいでした。
アリソン可哀想……。
ダニエルに殺してもらえたのが、せめてもの救い。
パウエルの娘の造形もすごかったな〜。あれでもパパは嬉しいのか??
ゴア描写はそこまで激しくはありませんが、手作り独特のキモさがあります。
個人的には研修医が帝王切開を始めようとしたのが、1番の恐怖シーンでした。
不満だったところ
次は残念だった点。
①画面暗すぎ
予算の関係か意図的なのかは不明ですが、画面が暗すぎて良く見えないシーンが多め。
せっかくクリーチャーの造形が素晴らしかったのに。もっとはっきり見たかったです。
あとやたらチカチカするシーンがあって、目にもやさしくない。
②おっさん2人がうるさい
ダニエルと途中で乱入してきた親父2人が、ずーっと怒鳴っててウザいのなんの。
ダニエルは何もしてないくせに銃を入手した途端にイキり散らかすし、乱入親父は「普通に会話ができんのか?」状態でわめくのみ。
(でも2人とも最後は自己犠牲……)
③いくら何でもワケが分からない
・あの白装束は結局何だったの?パウエルの信者?
・最後、ダニエルと嫁は向こうの世界に行ったってこと?
・そもそもダニエルが病院にいたのは偶然では?
最後の方でパウエルさんがダニエルに色々言ってましたが、全く頭に入ってこなかったです。
ラストは研修医と乱入親父の息子2人だけが助かるエンド。
ごった煮で意味不明ですが、退屈はしない不思議な映画でした。
「イベント・ホライゾン」とか好きな方は好みの映画かもしれません。