オーストリアのNetflixドラマ
「葬儀屋の女」
の感想です。
意外な展開で前半は楽しめましたが、後半から失速。
2.5
作品情報
◆配信開始
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) January 5, 2023
Netflixシリーズ『葬儀屋の女』(オーストリア)
ひき逃げ事故で夫を殺され、復讐を胸に犯人探しに乗り出す妻。死の真相を追ううち、平和なはずの村に巣食う権力者たちの陰謀が露呈していく。
オーストリア発のミステリードラマシリーズ。
#葬儀屋の女 pic.twitter.com/8MHpmMIpQQ
2022年/オーストリア/全6話/吹替なし
【監督】
ニコライ・ローデ『チェイス・ダウン』
【脚本】
バーバラ・ステファンスキー
ベニート・ミューラー
ヴォルフガンク・ミューラ
【キャスト】
アンナ・マリア・ミューエ『青い棘』ユーセフ・スウェイド『クロエの祈り』ハンス=ウーヴェ・バウアー『善き人のためのソナタ』フェリックス・クラーレ『ブラック・セプテンバー〜ミュンヘンオリンピック事件の真実〜』
あらすじ
主人公は葬儀屋のオーナー。夫、義父、息子と娘と幸せに暮らしていたが、夫が目の前でひき逃げに遭い死亡した。
必死に犯人を捜すうちに、夫がある少女を保護していた事を知る。少女は動物の覆面を被った男4人が複数の少女を嬲り殺す現場から命からがら逃げてきたと言う。夫は4人の内の誰かに殺されたと考えた主人公は、男たちの正体を突き止めようとするが・・
登場人物
●ブルム
主人公。葬儀屋を営む。養父母を水難事故で亡くしている。
●マーク
警察。ひき逃げにより死亡。
●カール
マークの父。
●ティムとネーラ
ブルムとマークの子ども。
●レザ
ブルムの助手。
●マッシモ
マークの同僚。
●ドンニャ
マークが保護した少女。
●ヨハンナ
村の権力者、シェーンボーン家の夫人。
●エドウィン
ヨハンナの息子。覆面男の1人。
●ヘルベルト
牧師。覆面男の1人。
●ベルトル
レストラン経営者。覆面男の1人。
●ダンツベルガー
マークとマッシモの上司。
●ルートヴィヒ
マークの手術を担当した医師。
感想 ネタバレあり。
謎解きミステリーというより、未亡人の復讐モノですね。
覆面男3人の正体は、あっさり判明するので「4人目は誰か?」「夫をひき逃げした犯人は誰か?」で謎を引っぱる感じでした。
覆面男たちは全員が権力者っぽく、体にお揃いの焼き印を入れているよう。
動物の覆面を被った男が少女を取り囲む画は、大変不気味です。
特捜部Qで扱っていそうな事件( º ㅂ º )
最初に追い詰めたエドウィンをうっかり殺害しちゃったブルムですが、焦ったのは一瞬ですぐに立て直してテキパキ死体の処理を初めます 笑 。
そこからはタガが外れたように殺人を実行しまくるブルムさん。
養父母もブルムが計画的に死亡させたことが途中で判明。
かといってサイコパスっぽくはない。
基本的に暴走する主人公って苦手なんですが、ブルムはよっぽどのピンチでない限り他人は巻き込まないので、好感が持てます。やっている事はめちゃくちゃなんですけどね。
もう少し義父には優しくしてあげて欲しい。
死体でスタンガンのテストするのは不謹慎ですが面白かったです(´^ω^`)
とにかくブルムの行動力がハンパないので、ストーリーはさくさく進みます。
大自然の風景も美しい。
レバが有能すぎる。
村の規模がイマイチ分からないのですが、インスタントカメラだけで正体突き止めるのすごくない?
ストーリーはシンプルで登場人物も多くないので見やすいです。
ただ、そのせいか後半は単調に感じ、夫殺しの犯人もバレバレ。
お前だったのかーー!とはならないと思います。
最初から怪しいんだもん。
すごい人数を殺害しちゃったブルム。最期はどう決着をつけるのか興味津々でしたが、なんかフワッと終わった……。
以上「葬儀屋の女」の感想でした。